この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
賃借人が賃料を支払わないため、賃貸借契約解除、明渡を要求したいとのことで、ご依頼者様はご相談に至りました。
解決への流れ
弊所からは速やかに賃貸借契約の解除通知を送り、明渡交渉に入りました。転居先住居の準備等を含めた交渉により、任意の明渡について相手方から任意退去を取り付け、念のため、明渡について即決和解という手続きで債務名義を準備しました。最終的には、明渡の執行等をすることなく、相手方は任意に退去し、分割払いではありますが、滞納賃料も無事、回収いたしました。
賃料未回収という機会損失を考えると、賃料未払いが続く賃借人は、早期に退去してもらうことが重要です。しかしながら法的手続きは、明渡の確実性は高い反面、手続きに時間がかかるうえ、明渡の執行となると、数十万円の費用がかかりえます。そこで、本件では任意での明渡を進め、仮に相手方が意向を覆しても強制的に明渡ができるよう即決和解という手続きを取り、最終的にはご依頼より2カ月程度という短期間で明渡を実現いたしました。