犯罪・刑事事件の解決事例
#建物明け渡し・立ち退き

月極駐車場の空きスペースに無断駐車やゴミ不法投棄を繰り返す相手方に対し、再発防止の誓約と再発した場合の違約金を定める訴訟上の和解を獲得したケース

Lawyer Image
徳田 暁 弁護士が解決
所属事務所法律事務所インテグリティ
所在地神奈川県 横浜市中区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

駐車場の貸主様からのご相談です。近くにある飲食店の関係者の自動車が、月極駐車場の空きスペースに無断で駐められているばかりか、飲食店の残飯などのゴミが置かれている。お店のお客のものと思われる自動車が駐まっていることもある。無断駐車禁止と書いたコーンや立て札を置いても効果が無い。このままでは、新規に借りてくれる人も現れないと大変お困りのご様子でした。

解決への流れ

直ちに、無断駐車禁止とゴミの投棄禁止、再発防止を求める通知書を送りましたが、口では直ぐにどかすと言うものの、通告した期限までに車をどかさず、駐車場を明け渡さなかったため、速やかに明渡し訴訟を提起しました。そうしたところ、相手方は、このように迅速に訴訟を起こされるとは思っていなかったらしく、慌てて弁護士を立ててきましたが、訴訟では賃料相当額の損害金も請求していたため、損害金がかさまないようにと弁護士に説得されたようで、1回目の裁判の日より前に車をどかし、駐車場を明渡してきました。しかし、ここで訴訟を終了をさせて、訴訟後に無断駐車やゴミの投棄が再開してしまっては、元も子もありません。そこで、訴訟を取り下げずに相手方の弁護士と交渉をした結果、1回目の裁判の日に、再発防止の誓約と再発した場合の違約金の支払い、そして、店舗内にお客向けの無断駐車禁止の告示文を掲示することを内容とする和解を成立させることができました。

Lawyer Image
徳田 暁 弁護士からのコメント

和解による解決の場合、訴訟の審理の対象となっていない将来の再発防止や店舗内に告示文を掲示することなども盛り込むことができ、創造的かつ柔軟な解決が可能です。本件でも、こうした和解で解決できたことによって、ご相談者様の将来の心配が無くなり、より安心をしていただけたのは、とても嬉しく覚えています。