犯罪・刑事事件の解決事例
#養育費 . #親権

基準より高く,支払期間が長い養育費を勝ち取った例

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辻 健司朗 弁護士が解決
所属事務所辻法律事務所
所在地大阪府 堺市東区

この事例の依頼主

50代 女性

相談前の状況

依頼者側に親権のある子2人の養育費について,その金額を相手方と争った。相手方は家庭裁判所の作成する基準表どおりの金額を提示し,更に20歳までの養育費の支払いを提示してきた。依頼者においては,子2人は,お金のかかる大学生であり,そのような内容では到底子2人を養っていくことができなかった。

解決への流れ

粘り強い交渉により,調停において,養育費の金額について,基準より高く,学費や生活費をある程度盛り込んだ金額で合意し,養育費の支払期間については,子2人とも(20歳までではなく)大学卒業までとすることで合意に至り,調停成立となった。

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辻 健司朗 弁護士からのコメント

通常であれば,家庭裁判所が定めた基準表のとおり,養育費を合意することが多いが,今回のケースのように,特殊事情があれば,粘り強い交渉によって,養育費がそれ以上に上がるケースがあります。また,養育費の支払期間も通常20歳までではありますが,親と同じ学歴まで行く場合には扶養をさせるべきだという判例もあり,大学卒業時まで,支払うよう,要求することも可能であります。弁護士が基準だけを踏まえ,粘り強い交渉をしなければ,結論が変わっていたかもしれません。