この事例の依頼主
女性
相談前の状況
相談者は、相続人が、十数名に及ぶ相続で、相続人の住所もわからなくて、どのように相続の話を進めていけばいいか困っていました。また、相談者は、被相続人の生前、身の回りの世話等をしており、被相続人と長年疎遠になっている他の相続人には、被相続人の財産を相続しない言ってもらう内容の話をしてほしいとの要望でした。そこで、まず、相続人の調査を行い、相続人が特定できたら、相続分の無償譲渡に応じてもらう交渉をしていくことになりました。
解決への流れ
十数名に及ぶ相続人調査は時間がかかりましたが、なんとか、相続人らの住所を把握することができました。そして、相続人らに、相続分の無償譲渡に応じてもらうような内容の書面を送付しました。相続人が多数に及ぶので、交渉は困難を極めましたが、なんとか、他の相続人全員から、相続分の無償譲渡に応じてもらえることになりました。
相続人と疎遠になっていて、相続人の住所がわからない場合があると思います。そのようなときは、弁護士に委任して、住所調査をすることで、相続人の住所を把握できる場合があります。また、相続人が、多数であり、そもそも、多数の相続人らと、相続の話をすることが困難であるいう場合があります。そして、疎遠になっていた相続人らに、財産を相続しないと言ってもうらような交渉をしたいという要望もあるかと思います。以上のような遺産分割協議で、お困りの方は、ぜひ、ご相談いただければと思います。