犯罪・刑事事件の解決事例
#死亡事故 . #慰謝料・損害賠償

親が死亡事故にあったが,相手方が任意保険に加入していなかった事例

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齋藤 守永 弁護士が解決
所属事務所小磯正康法律事務所
所在地群馬県 前橋市

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

ご相談者様のお母様が横断歩道を歩行中,自動車に衝突され死亡した事故についてのご相談でした。事故の相手方は,任意保険に加入しておらず,どのように交渉したら良いか困ったということでご相談に見えました。

解決への流れ

相手方との相談窓口を私に設定しました。相手方は支払う能力がないとのことでしたので,ご相談者様はまずご自身で相手方の自賠責保険会社に対して被害者請求をしてもらい,自賠責保険から自賠責保険基準の保険金が支払われた段階で相手方を被告として訴訟を提起しました。訴訟では,相手方も弁護士を依頼し,損害額について争われましたが,相当額の損害額が認定された判決が言い渡されました。判決確定後,自賠責保険会社に対して,自賠責の上限額(死亡3000万円)とすでに支払われた保険金の差額を請求し,受領しました。その後,相手方と交渉し,判決認定額と既に支払われた保険金額の差額を相手方が支払う内容で示談しました。事故の相手方が任意保険に加入していませんでしたが,結果的に判決で認められた相当な賠償額全額を受領することができました。

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齋藤 守永 弁護士からのコメント

事故の相手方が任意保険に加入していない場合,泣き寝入りになってしまうのではないか、どのように相手方と交渉すればよいかわからないと考えてしまうことも多いかと思います。本件においては,訴訟提起等の時間や費用はかかりましたが,結果として相当額の賠償金を受け取ることができました。弁護士が受任することで,被害者の権利を実現することができた事例と思われます。