この事例の依頼主
男性
相談前の状況
10年以上前に離婚した妻から、成人した子の過去の養育費および家の建築費の一部について貸した金なので返してくれという訴訟を提起されたとのことで、裁判所から送られてきた訴状をお持ちになりました。相談者様の話によると養育費についてはきちんとした取り決めをしておらず、家の建築費について元妻から金を借りた覚えはないとのことでした。
解決への流れ
訴訟をすでに提起されたとのことでしたので、受任して対応いたしました。養育費については、5年以上経過した部分については時効主張をしました。また、家の建築費の一部についての貸金の返還については、全面的には争いました。結果として、時効にかからない養育費相当額について支払うことで和解が成立し解決しました。
請求金額から大幅に減額された内容で和解が成立して解決に至りました。和解で終了し清算文言も入りましたので、今後元妻との間で紛争が生じるおそれはなくなったといえるでしょう。新しい生活を送っている依頼者様にとっては、今後紛争の再発を防ぐという観点からの解決も必要だと思いますので、その点からも満足のいく解決だったと思います。