この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
相談者は飲食店経営者で、周囲(同僚・お客さん)とのトラブル続きの従業員に辞めてもらったところ、労働審判を起こされ、慰謝料等の請求を受けてしまったというご相談でした。
解決への流れ
元従業員の主張(同僚や会社から嫌がらせを受けていたというもの)は、客観的裏付けが乏しいものでした。当時の同僚からの聴き取りや業務日誌等の資料調査を行い、元従業員が主張するような事実はなかったと主張・立証準備を行い、労働審判当日に臨みました。最終的には、若干の調整事項があった他には、慰謝料の支払は免れる形で和解が成立しました。
労働審判は、短いスパンで、かつ3回以内の期日で終了となるもので、スケジュール的に非常にタイトな手続です。他方で、審判期日に臨むに当たっては、入念な下準備が必要にもなります。実際に紛争化する前に、予防的に対策を講じたり、社内研修等を充実させることが重要です。