この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
ある犯罪により現行犯逮捕・勾留され、勾留延長されれば、職を失う可能性が高いため、本人と御家族は、不起訴と早期釈放を希望した事案です。
解決への流れ
当事務所では、①事件の内容から、示談不成立なら勾留延長のうえ、最低でも略式起訴により前科が付くこと、②早期示談成立なら勾留延長されずに最短の期間で不起訴釈放が可能であること、③示談成立には一定の示談金が必要であること、と説明しました。ご家族に理解いただき、ご依頼を受けて、警察署で本人に接見し、本人からもご依頼をいただきました。その後、すみやかに、被害者と示談協議を行い、示談を成立させ、すみやかに担当検察官に示談成立を通知し、勾留延長されることなく不起訴釈放に至りました。
ご家族が、逮捕・勾留直後に当事務所を調べて、ご相談の電話をされたことがよかったです。ご家族が示談金を迅速に用意していただいたことも、早期解決の理由です。刑事事件の示談交渉は、民事事件の交渉と異なり、時間をかけることができません。示談交渉しているうちに、勾留期限が終われば、処分されて前科が付いてしまいます。担当弁護士だけでなく、ご家族も、スピード感が大事です。