この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
窃盗で執行猶予期間中に再度,窃盗で逮捕さた方からのご依頼でした。執行猶予期間中に同じ罪を犯してしまったので,周囲から,実刑になるのは確実だろう聞かされ,不安だったとのことです。
解決への流れ
面談の結果,犯行時の行動や,犯行動機,既往歴などをお聞きしたところ,クレプトマニア(窃盗症)の疑いがありました。起訴後,直ちに保釈の申立を行い,裁判所に身柄の解放を認めてもらいました。保釈後は,入院治療を開始してもらい,治療の状況など,医師の意見書等を証拠として提出しました。
犯した罪は刑務所で償うべきだとの意見も有るでしょうが,刑務所で反省してもらう以外にも,再犯を防止する方法はあると思います。今回のケースでは,御家族など周囲の環境にも恵まれていたのもあり,再犯の恐れがそれほど高くないと裁判所に認めてもらうことができ,執行猶予中の再犯であるにもかかわらず,執行猶予判決を得ることが出来ました。