この事例の依頼主
女性
相談前の状況
10年以上前に父親が亡くなりましたが相続問題は解決しないまま、今回は母親が亡くなってしまいました。父親は農業のかたわら不動産賃貸業を行っていましたので、不動産だけでも億を超えていましたし、その他にもさまざまな資産がありました。兄が全ての相続財産を把握していましたが、私にはどれくらい、何があるのか知らされませんでした。兄は全てを独り占めしようと考えているようであり、解決できそうもありません。
解決への流れ
馬場総合法律事務所に依頼し、相続財産の調査から行ってもらいました。兄との交渉も熱意をもって取り組んでもらい、結果として相続分を受け取ることができました。
事件受任当時、金融機関からの借入利息が低金利であり、イールドギャップも大きく、相手方はサラリーマンをしながらアパート経営をしたいと強く考えていました。また、アパート経営はほぼ満室経営でした。このような状況で不動産を手放したくない事情は理解することができ、その分相談者はキャッシュを得る事、不動産についても無担保の土地、生産緑地を取得する方向で話をまとめることができました。相続財産が数億円となるケースであっても、勘所をおさえて話し合いをすることができます。