犯罪・刑事事件の解決事例
#医療過誤

甲状腺摘出手術後に呼吸停止、心肺停止をきたし、低酸素脳症で亡くなられた事案

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高木 士郎 弁護士が解決
所属事務所九州合同法律事務所
所在地福岡県 福岡市東区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

甲状腺亜全摘出術のため入院し、手術を受けた被害者が、手術数時間後から呼吸苦を訴え始め、翌朝には呼吸停止、心停止となり、意識が回復しないまま約1ヶ月後に亡くなられということで相談を受け、訴訟外で損害賠償請求を行いました。

解決への流れ

訴訟外での損害賠償請求に相手方が応じ、勝訴的和解が成立しました。

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高木 士郎 弁護士からのコメント

甲状腺手術など首の周りの手術においては、術後出血による気道閉塞が生じる事があります。そのため、気道閉塞が生じていないかどうかについて適切な経過観察を行うことが必要であり、また気道閉塞が生じた場合には迅速な処置が必要となります。本件では、経過観察は行っていたものの、気道閉塞を示す諸症状を看過し、結果的に処置が遅れてしまった事案であることを明示して、勝訴的和解を勝ち取りました。