この事例の依頼主
40代 女性
相談前の状況
夫から執拗に離婚を求められていたが、長年のモラハラもあり、話合いが困難な状況にありました。「このままでは夫に言われるがままに不利な内容で離婚に追い込まれてしまう。第三者に間に入っていただき、きちんと取れるものは取りたい。」そのような思いで相談にみえました。
解決への流れ
受任後、すぐに相手方である夫とやり取りを始めました。電話やメールで頻繁に夫とやり取りを行い、速やかに財産全体の開示を求め、相当な財産分与額を算出していきました。夫側に早く離婚に応じてもらいたい事情があったことも相まって、協議はスムーズに進み、約1か月の協議で、900万円を一括でお支払いただく形で離婚の合意が成立し、最終的に受任後1か月半で離婚に至りました。
モラハラ夫が相手で当事者間では怖くて協議ができないという場合も、弁護士が間に入ることで協議がスムーズに進む場合が多々あります。また、本件では退職時期が間近に迫っており、具体的に退職金が支払われる時期が迫っていたということも好条件を引き出す要因となりました。何より、本件は、当事者間での協議が困難であった中、1か月程度で高額な財産分与の支払を約束させることができたという点で成功を納めた事例です。