犯罪・刑事事件の解決事例
#盗撮

弁護士が同行して自首したことで逮捕を免れた事例

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米田 光晴 弁護士が解決
所属事務所くずは凛誠法律事務所
所在地大阪府 枚方市

この事例の依頼主

40代 男性

相談前の状況

【事案の内容】本件は、商業施設内で盗撮する事件を起こした方からの依頼でした。犯行の際に被害者の女性に見つかって逃げたものの、警察の捜査が予想されることからご相談にお越しになりました。

解決への流れ

【対応方針、解決結果】ご事情からすると、商業施設の防犯カメラ映像等から特定されすぐにでも警察が来て逮捕される可能性も十分あると考えられました。身柄拘束されると職を失う可能性もありましたから、身柄拘束を避けるためには自首することが最善であるとアドバイスし、すぐに弁護士が警察署に同行して自首しました。その際、弁護士から逮捕が必要でない旨の意見書も持参し捜査機関に提出しました。その結果、身柄拘束をしないまま捜査をしてもらい、被害者とも示談して解決することができました。自首した際に対応した警察官からは、「すぐ自首しに来てよかった。もう捜査を進めていて、明日だったらたぶん逮捕状持って(依頼者の)家に行ってたよ。」との言葉がありました。

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米田 光晴 弁護士からのコメント

本件は、迅速に自首したことで身柄拘束を免れた事例です。警察官の言葉どおり、自首が少しでも遅れていたら身柄拘束されていたものと思われます。身柄拘束は逃亡や証拠隠滅を防ぐために行われますが、自首する者が逃亡や証拠隠滅をすることは考えにくい(逃亡や証拠隠滅をするような者は自首しないだろうと考えられる)ことから、身柄拘束を回避できる可能性が高くなります。また、本件では弁護士が同行し、被害者とも示談交渉する予定であることや逮捕が必要でない意見を出したことで、依頼者が被害者に対して不当な接触をしないと捜査機関に判断されたことも身柄拘束の回避につながったと思われます。身柄拘束の回避にはスピードと弁護士への依頼が大事だということが如実に現れた事例でした。