この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
小脳出血を繰り返し、同病院に入院した時には既に寝たきりで認知症が進んでいた依頼主でした。C病院の医師が、某月13日に挿入している気管カニューレを親族の同意を得ずに、早すぎる時期に抜管したことにより、呼吸不全に陥り、約2ヶ月後に死亡した事案です。
解決への流れ
解決事例①及び②と同様に、証拠保全の申立てをし、カルテ等を入手し、協力医と相談の上で裁判を提訴しました。判決は、気管カニューレの抜管基準について詳細に検討した上で、医師の過失を認めました。
提訴前は、過失行為が立証が困難と予想され、提訴するかどうか悩ましい事案でしたが、遺族の強い意向により、提訴に至りました。