この事例の依頼主
女性
相談前の状況
依頼者運転、その子供助手席同乗の車に、渋滞停車中、加害者運転の車が追突。過失割合は依頼者0:加害者100。依頼者と子供はむち打ち症になったがレントゲン写真等に他覚所見もなく、自覚症状のみ。事故後、5ヶ月で治療費が打ち切られた。車の物的損害については示談成立。人的損害について紛争状態になった。加害者の任意保険会社から提示された示談額も、自賠責レベルの低額なものだった。
解決への流れ
当事務所で受任後、母子とも治療をさらに約7ヶ月継続して頂き(計約1年間)、後遺症認定を申請したが当初認定されず、異議申立をして母子ともに14級の後遺障害を認定される。後遺症認定が出ても保険会社の提示金額に納得いかなかったので、母子原告、加害者を被告として損害賠償請求訴訟を提訴。結論として、裁判所の和解案により和解成立。母340万円(5年間の逸失利益を含む)、子供230万円で和解。後日保険会社より、上記損害賠償保険金を回収した。
結局、当事務所が受任し、断固として当方の主張を曲げなかったので、後遺障害の認定にもつながり、裁判所から当方に有利な和解案も頂くことができました。最終的に加害者の保険会社から提示された当初の示談額の数倍の金額を獲得することが出来ました。むち打ちの症状が残っている以上、保険会社から治療費立替払いを打ち切られてもあきらめず、他覚所見が認められなくてもあきらめずに治療を続けることにより、結果として、治療費もすべて損害として認められ、後遺障害も認められることがありますので、弁護士と相談しながら紛争解決の途を探るのが妥当な解決に至るために重要だと思います。