犯罪・刑事事件の解決事例
#慰謝料・損害賠償 . #人身事故

重傷を負った交通事故においてリハビリ期間の妥当性が問題になった案件

Lawyer Image
渡辺 弘 弁護士が解決
所属事務所渡辺弘法律事務所
所在地兵庫県 神戸市中央区

この事例の依頼主

50代 女性

相談前の状況

相談者は、50代の専業主婦の方で、ある日、自転車に乗って出かけた買物帰りに、交差点で前方注意義務を怠ったトラックにはねられ、骨盤骨折を含む大けがを負いました。当然、直ちに入院し、再び無事に歩けるようになるかも危ぶまれました。

解決への流れ

退院後から相談を受けたのですが、治療に当たった病院で非常に優秀な医師に恵まれたようで、歩けるように回復されました。とはいえ、かなりの痛みも残り、長期のリハビリが必要と見込まれました。当職としても、通院慰謝料目当ての不当に長期なリハビリ期間を確保しようとすることには反対なのですが、他方、依頼者の方が医師と協議の上で納得いくまで治療を受けていただくことには大賛成です。本件では、相手方保険会社からの早くリハビリを終えて治療終了として欲しいという圧力がかなり強く係っていたのですが、医師と連携し、リハビリの必要を訴え、最終的に依頼者の納得いく治療を終え、解決へといたりました。

Lawyer Image
渡辺 弘 弁護士からのコメント

交通事故案件で、しばしばご相談を受けるのが相手方保険会社から治療の打切を強く求められて、困惑しているというものです。こういったケースでは、弁護士が相手方との交渉窓口を引き受け、治療にあたる医師と協調関係を結ぶことで納得いく治療を受けられることがあります。泣き寝入りせず、早めに専門職に相談することが良い結果に結びついたのかなと自負を覚えた案件でした。