この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
残業時間が極めて多いが，会社からはほとんど支払われていない。依頼者は，当職介入前に会社に残業代を請求したが，定額残業代制であると言われ，話にならない。タイムカードなどの証拠資料はある。
解決への流れ
会社とは，依頼者の労働時間に大きな争いはないものの，定額残業代制の有効性について見解が異なり，示談交渉を打ち切り訴訟提起とした。裁判では，当方の主張が採用され，約８００万円の支払いを受けることで和解が成立した。
残業代の請求は，交渉で終わるケースもあれば，訴訟や労働審判が相応しい場合など，様々です。本件では，証拠もしっかりしており，また，残業時間も極めて多かったために，裁判で徹底的に争いました。