犯罪・刑事事件の解決事例
#国際相続

国際相続,遺産分割,渉外家族法

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金 帝憲 弁護士が解決
所属事務所四谷国際法律事務所
所在地東京都 新宿区

この事例の依頼主

40代

相談前の状況

当方の依頼者は,日本国外で長年にわたり生活していたところ,日本国内にいる父が死亡し,相続が発生。相続人は,当方の依頼者(父が認知した子で非嫡出子)と,日本国内にいる兄弟ら(嫡出子)であったが,日本国内の兄弟らは,当方依頼者と連絡が可能であったにもかかわらず,父の死亡を依頼者に知らせず,家庭裁判所で依頼者の不在者財産管理人を選任し,遺産分割協議を成立させ,遺産(預金や不動産)を承継取得していた。後日,依頼者は,自分だけが排除され,父の遺産が兄弟へ移転していることを知った。

解決への流れ

相手方の兄弟ら(共同相続人)に対し,虚偽陳述による不在者財産管理人の選任無効と遺産分割協議のやりなおしを主張し,遺産の公平な再分配をするよう求め,交渉した結果,依頼者の相続分に相当する遺産評価額を,現金で取得することができた。

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金 帝憲 弁護士からのコメント

不在者財産管理人が選定された事情を詳しく調査した結果,相手方の不正を発見でき,交渉を有利に進めることができました。また,遺産の内容を正確に調査した結果,依頼者の満足する適正な金額を回収することができました。韓国と日本にまたがる国際的な相続事件の場合,日本のみならず韓国の家族法,相続法を理解し,韓国人の身分関係,遺産の調査方法等に精通している弁護士に依頼することが適切です。