犯罪・刑事事件の解決事例
#賃料・家賃交渉 . #借地権

借地権契約のための契約書作成をお願いしたい。

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新 康平 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人はるか青森支部青森法律事務所
所在地青森県 青森市

この事例の依頼主

男性

相談前の状況

少し事案が複雑なのですが、私が祖母から譲り受けた土地には、祖母の前の代からの古い建物が建っており、祖母達兄弟のの共有になっています。土地は祖母が相続していたので、今は私の単独所有にしたのですが、建物は祖母たちの共有のままになっており、祖母も高齢化しましたし、建物の維持費も馬鹿になりませんので、私の方で祖母を引き取って、祖母の持分は他の共有者に譲り渡すことにしました。これまで借地料などは取っていませんでしたが、固定資産税の支払いなどもありますので、他の共有者には建物の持分を渡す代わりに、借地料を支払ってほしいのです。共有持分を譲り渡すための登記や借地契約のための契約書作成などをどこにお願いすればいいかよくわからないので、弁護士さんに依頼したいと思って相談しました。

解決への流れ

複雑な相談かと思いましたが、無事祖母を引き取ることができましたし、法的にも面倒なことにならないように処理することができました。また、借地契約書も私の希望する内容をキレイにまとめていただき、助かりました。どこに相談してよいかわからなかったのですが、裁判とかそういった面倒なことにならずに全部まとめて引き受けて頂けたので大変助かりました。

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新 康平 弁護士からのコメント

相続によって取得した建物や土地は、遺産分割協議がされないまま共有になっていることが多く、さらに名義も亡くなった方のままであることも少なくありません。本件は、建物が共有名義に相続登記がきちんとされていた事案でしたので、持分移転登記もそれほど難しくない事案でした。また、借地権設定契約については、借地借家法など、民法とは異なる規律がされているだけでなく、債権法改正の影響を受ける文言などもありますので、最新の法令改正をきちんとフォローアップしている専門家に契約書作成は依頼したほうがよかったと言える事案です。法的に問題のある条項を入れ込むことはできませんので、依頼者のご希望全てを叶えられるわけではありませんが、ご希望を叶えることができたようで良かったです。こういった事例では、弁護士のもとに来る頃には紛争に発展してしまっていることが多いのですが、早め早めにご相談頂きますと、紛争(裁判)になる前に解決することができる場合もありますので、本件は、相談者様に対しても弁護士としては大変感謝しております。