この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
依頼者は雑誌を発行する出版社。あるスポーツに関する製品群を実証実験したデータや結果を含む記事を自社雑誌に掲載したところ、当該スポーツ専門サイトを自称するブログで自ら行った実験データと結果として、雑誌記事の内容がほぼそのまま掲載された。依頼会社としては、自社で行った実験をそのまま盗用されると、雑誌の価値そのものが無くなってしまい、売上に大きく影響するため、早急に削除させたいとのことで、ご相談となりました。
解決への流れ
まず、ブログの過去記事を依頼者と共に調査したところ、ブログ主の大まかな活動地域と出場ないし関係している可能性のある大会を特定。併せてサーバーやドメインを調査したところ、使用したドメイン取得サービス会社が判明。サービス会社とその親会社に弁護士会照会により契約者名を照会。サービス会社から「契約者に警告文を送付し、サイト全体を閉鎖するよう伝えた。」旨の回答があり、ブログ全体が閉鎖されていることを確認した。
依頼者が雑誌を発行していたため、違法掲載記事の迅速な削除を優先して対応しました。本件はここで終了しましたが、更に発信者情報開示等を行い、違法行為を行ったブログ主を特定して責任追及することも考えられます。