この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
長年にわたり、隣地の境界を巡って言い争いや嫌がらせが絶えず、相談に来られた。
解決への流れ
境界を巡って紛争になる事案を解決する際には、従前作成された土地の測量図面(地積測量図、公図等)やその作成経過が重要となります。そこで、図面の収集に努めたほか、以前、土地の測量をした土地家屋調査士に図面の作成経緯を聴き取るなどして立証に努めました。裁判は和解で終了しましたが、和解案では依頼者の主張する境界線が隣地との境界として認められました。
古い図面を収集することは困難なこともありましたが、和解では、依頼者の主張が認められ、親の代からの紛争を解決できたとして、感謝の言葉をいただきました。