この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
ご依頼者様は、3年前にある事件で懲役2年執行猶予4年となっておりましたが、執行猶予期間中に、またもや、交通事故(業務上過失致傷)、ひき逃げ事件を起こしてしまいました。執行猶予中の事件ですので、実刑がほぼ確実な事案でした。
解決への流れ
とにかく、被害者の方と示談をまとめるのが先決でしたので、被害者の方と連絡を取り、何度も謝罪を重ね、最終的には、お許し及び再度の執行猶予判決を望む旨の上申書までいただけました。さらに、裁判では母親と身重の妻に証言をしていただき、ご依頼者様が長期服役してしまうことで、生まれてくるお子様が物心ついたときに父親を知らない子になってしまうことなどを丁寧に主張しました。そうしましたところ、判決では再度の執行猶予判決をいただきました。
粘り強い示談交渉とご親族のサポート、ご親族との綿密な弁護士の打合せが結果を分けた案件でした。再度の執行猶予判決は大変難しいものですが、諦めずに丁寧な裁判を心掛けたのがよい結果に繋がりました。