この事例の依頼主
女性
相談前の状況
お金があるにもかかわらず、スーパーで何度も万引きを繰り返し、起訴されたとしてご相談に来られました。
解決への流れ
ご相談者様から詳しくお話しを伺ったところ、クレプトマニア(窃盗症)の疑いがあると考え、まずは専門医で診察・治療を行うよう勧めました。また、それと同時にスーパーへの被害弁償も行いました。その結果、裁判では被害弁償されていることや治療の可能性があることなどが考慮され、執行猶予判決を取得することができました。
お金があるのに衝動的に万引きをしてしまうような場合、クレプトマニア(窃盗症)という病気の可能性があります。このような場合、今後万引きを行わないようにするには、ご本人の気持ちやご家族の指導監督だけでは足りず、治療も必要になります。刑事弁護は、ご依頼いただいた事件でのみ良い結果を得れば良いというわけではなく、時には、この事案のような根本的な原因の改善・解決も必要になると言えます。