この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
依頼者である被疑者が公共の場で盗撮行為をしてしまったケースでした。被疑者が逮捕されることはなかったものの,被疑者において仕事を継続するために有罪判決を避ける必要があったため,示談交渉についての依頼を受けました。
解決への流れ
依頼を受けたその日のうちに検察官に連絡を取り,被害者さんが代理人弁護士とであれば会って話をしても良いという認識であることを確認できたものですので,翌日には面会の場を設けて丁寧に謝罪の方針を伝えるとともに,被害者さん側の心情を聴取し,ひとまず金銭的な賠償をもって示談に応じて貰うという枠組みにご納得していただきました。最終的に示談が成立し,不起訴処分を受けることができました。
被疑者との打合せを通じて被害者さんにお渡しする謝罪文を書いてもらって添削するなどして用意するとともに,示談金を用意していただき,これと同時に担当検察官に対しても示談経過を逐一報告し,万が一にも逮捕されるような事態が生じないように交渉を進めました。被害者との折衝を重ね,10日程度で,今回の事件について謝罪を受け入れてもらうとともに相互に守秘義務を設定した内容の示談が成立し,不起訴処分を受けることができました。