この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
盗撮によって逮捕された方の奥様からのご依頼でした。すぐに接見に行ってほしいという事で、ご依頼をいただきました。
解決への流れ
ご依頼後、即日警察署へ接見に行き、事実関係を確認しました。本人は会社員であることやご家族もいらっしゃる等の事情から、奥様の協力も得ながら必要書類を準備した後、検察官に勾留請求までは必要ない旨意見書を作成し提出した結果、勾留はなされることなく釈放となりました。その後、速やかに被害者に連絡をさせていただき、謝罪及び賠償をさせていただき示談を締結することができました。示談書の中では、加害者を今回に限って許す旨の嘆願も得られ、最終的な刑事処分は不起訴処分となりました。
盗撮事件等の被害者がいる事件については、被害者の方に謝罪と賠償の上、示談を締結し、許しの意思を示して頂くことはとても大切なことになります。本件でも、弁護人を通じて被害者の方に謝罪を尽くし、示談に応じて頂けたことが、ご依頼者様の不起訴処分（前科とならない）につながりました。また、逮捕直後などの早期に弁護士が対応することで、身体拘束を回避できることもありますので、早期にご相談をしていただくことも、とても重要なポイントとなります。事件終了後、ご依頼者様からは、しっかり反省をして更生していく旨のお手紙を頂きました。