この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
ご本人が訪問販売により契約をして多額の代金を支払ってしまい,後に,消費生活相談センターのアドバイスを受け,期限内に,クーリングオフ通知を発送しました。しかし,業者が,違約金がある,既に着手した等の様々な理由をつけて返金して来ず,ご本人は困っていました。
解決への流れ
ご本人から依頼を受け,クーリングオフの法的効果(契約の遡及的消滅,違約金が発生しない,何らかのサービスを受けていても対価が発生しないなど)を書面に詳しく記載し,民事訴訟も辞さないとして,速やかな返金を求めました。その結果,早期に全額が返金されました。
本来であれば,業者がクーリングオフの法的効果を理解し,ご本人へ速やかに返金すべき事案です。このようなことがないように,クーリングオフに応じない業者に対する強力な制裁措置があればよいと思いました。