この事例の依頼主
70代 男性
相談前の状況
業者が訪問販売により火災保険を使えば無償で自宅を修繕できるなどと告げて,自宅の無料調査や火災保険金の請求サポートを行う契約を勧誘してきました。しかし,中途解約による高額な手数料の説明や火災保険金の請求に伴うリスク等の説明がなく,契約した後,相談者に思いもよらない損害が発生する危険がありました。
解決への流れ
依頼を受けて,業者に対し,特定商取引法及び消費者契約法に基づく契約取消等を主張する通知書を発送したところ,業者が取消(解除)を認めてきて,被害の発生を防止できました。それにより,依頼者の方は,安心されていました。
業者が無償で何らかのサービスを行うことを勧誘してきた場合,何らかの危険が伴う可能性もありますので注意が必要です。そのため,契約前には家族や第三者に相談しましょう。契約した後も法的な対処が可能な場合がありますので,消費者センターや弁護士にご相談ください。