この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
電車内で、痴漢を行ったとして被害者に腕をつかまれ、駅員に突き出されてそのまま逮捕されることとなった。外国人であり、言葉はある程度分かるものの、日本の刑事手続のシステムが分からず、自分では犯人ではないものの、早期釈放のために犯行を認めてしまうことも考えていた。
解決への流れ
犯行に及んでいないことは間違いないことから、そのことを正直に述べて、裁判でも争うこととした。起訴後に保釈手続が通り、会社に通勤しながら、裁判に備えることができた。裁判では、自分の記憶を正直に述べて、自らが犯人ではないことを述べた。逮捕から無罪判決まで半年程度掛かったが、無罪を貫き、結果として無罪判決を獲得できた。
逮捕直後に警察署で面会させていただき、心折れそうなときにも一緒に戦うことをお声掛けして、最後まで戦い続けました。証拠関係も、検察官に手持ちの証拠をすべて開示させて検討し、有利な証拠は全て裁判所に提出して、可能な限り戦いました。結果として、無罪判決が出て、本人が元の生活に戻れたことを大変嬉しく思いました。