この事例の依頼主
20代 女性
相談前の状況
10年来の友人(大学同期の女性)が最近精神異常となり、夜中にぶつぶつ言いながら連絡してきたり、奇声を上げながら実家にきたりするようなりました。家に来ないでくれと言って、着信拒否をすると、ネットに学生時代の若気の至りのコスプレの写真やすこしエッチな写真をツイッターやインスタグラムに投稿するようになりました。彼氏や親や職場に知られたくなくてけすよう頼みましたが、削除をしてくれないので、弁護士事務所に駆け込みました。
解決への流れ
弁護士から相手の家に内容証明郵便を出してもらい、ネットへの掲載を止めるよう求めてもらい、相手と直接会い、二度としないよう約束してもらいました。約束はすべて合意書の形にしてもらいました。お互いに相手の写真を破棄して、ネットに掲載しない約束などを書面にしてもらいました。彼氏にとんでもない写真が暴露されずに良かったです。
弁護士が話をするメリットは、相手方が弁護士に対して悪感情を有しているわけではないので、まともに常識的な話ができる場合が多いです。ただ、中には全く話が通じない人が散見されます。ともかくご自分で対処するのが限界などの場合は、弁護士に依頼するというのも選択肢の一つです。写真のネット掲載は、名誉毀損や侮辱を形成しうるのですが、現状、刑事事件として警察を動かすのは困難な場合が多いし、社会的な注目を集めるとかえって拡散される恐れがあるので扱いが難しい案件でもあります。