この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
ご相談者は、SNSで知り合った未成年の少女と、ラブホテルに複数回行き、その都度お金を支払って少女に淫らな行為をさせてしまいました。その後、少女の両親に発覚し、被害届を提出したことを契機に、警察から通常逮捕されました。
解決への流れ
ご依頼後、私は、裁判所に対し、被疑者には家族がいること、職も安定していることから逃亡のおそれはないこと、被害者に働きかけて罪証隠滅行為におよぶ可能性はないことを主張しました。その結果、裁判所は、検察官による勾留請求を却下し、ご相談者は、逮捕後２日で釈放されました。また、私は、被害者のご両親に被害弁償金を支払い、示談をしました。その結果、ご相談者は、無事に不起訴処分となりました。
逮捕された場合、かなり高い確率で検察官より勾留請求がなされます。そして、何もしなければ、裁判所はかなり高い確率で勾留は認めてしまいます。弁護士は、短期間で証拠を集めて、勾留の理由や勾留の必要性がないことを裁判所に主張し、勾留請求を却下してもらえるよう働きかける必要があります。たんに意見書を提出するだけではなく、裁判官に面接して交渉すべきです。こうした弁護人のスピーディーな弁護活動により、早期の身柄解放は実現できるのです。