この事例の依頼主
男性
相談前の状況
私は某銀行から通帳をだまし取ろうとしたという容疑で逮捕されました。しかし、決してそんなつもりはなかったのです。警察に逮捕され勾留されて途方にくれていたときに田中弁護士が警察署に来てくれて法律相談をしてくれました。
解決への流れ
警察からは、私が某銀行から通帳をだましとろうとした!ということを何度も言われていたのですが、私としてはそんなつもりはありませんでした。そのことを田中弁護士に話すと、今回は故意がなかったということで争う方向にしました。当初から田中弁護士が、私を励ましながら黙秘権や調書への署名押印の拒否等についてアドバイスをしてくれました。おかげで自信を持って警察の取り調べに対応することができました。それに田中先生のほうで検察に働きかけをしてくれて、私に詐欺の故意がなく、不起訴が相当である旨の不起訴の意見書を提出してくれました。そして無事不起訴になりました。先生ありがとうございました。
不起訴になってよかったです。故意がない、ということは、いわゆる否認事件です。刑事事件には、大まかに自白事件(罪を認めて情状弁護を行う)と否認事件(罪を認めず徹底的に争う)があります。否認事件が不起訴になるかどうかは、本人の供述とほかの証拠関係によって決まります。そのため、証拠の予測が最も大切です。これは、刑事事件に力を入れている弁護士にアドバイスを求めたほうがよいと思います。ご依頼者様から今回の事情を聞いて、警察がもっている証拠を私のほうで予測しました。そしてご依頼者様のもっとも有利になる方向でアドバイスをしました。本件では、このアドバイスが功を奏したのだと思います。