この事例の依頼主
20代 女性
相談前の状況
ご相談者は、タクシーの車内で、取引先の男性に下半身を触られるなどの強制わいせつ行為(現在の不同意わいせつ罪)の被害を受けました。取引先の男性はかなりお酒に酔っていたようです。また、被害者は、恐怖から十分に抵抗することができない状況でした。そのため、タクシーの車内にて、数分間にわたり、わいせつ行為の被害を受けてしまいました。
解決への流れ
ご相談後、刑事告訴と民事上の不法行為に基づく損害賠償請求を検討しました。本件は、ご相談者の勤務先と加害者の勤務先との懇親会後に発生した事件でしたので、加害者の勤務先に対し、使用者責任に基づく損害賠償請求も行いました。勤務先、加害者は弁護士を依頼しました。相手方弁護士と交渉した結果、200万円の慰謝料を獲得することができました。
同意をしていないわいせつ行為を受けた場合、民事上の責任として、不法行為に基づく損害賠償請求をすることができます。また、加害行為が、職務に関連して発生した場合には、相手方が勤務する会社に対し、使用者責任に基づく損害賠償請求ができる可能性もあります。このような被害を受けた場合には、刑事告訴はもちろん、民事上の賠償請求をすることが可能ですので、弁護士にご相談されることをおすすめします。