犯罪・刑事事件の解決事例
#不同意性交(強姦)・わいせつ . #被害者

1年以上前の性犯罪被害について800万円の被害弁償を獲得した事例

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磯田 直也 弁護士が解決
所属事務所ルーセント法律事務所
所在地兵庫県 宝塚市

この事例の依頼主

10代 女性

相談前の状況

私は、以前性犯罪の被害に遭い、妊娠・中絶をしました。これまでそのことを誰にも言い出せず、偶然お母さんが気づいたため相談させていただいています。事件は1年以上前のことで、証拠もほとんどありません。忘れようとしても難しく、辛い日々が続いています。何かできることはありませんでしょうか……。

解決への流れ

弁護士同行の上、速やかに管轄の警察署に被害相談を行い、捜査を進めてもらうことができました。事件から時間が経過しており、証拠が散逸していることが強く懸念されましたが、結果的に被疑者は逮捕され刑事裁判となり有罪の判決を受けました。当事務所としては、刑事事件の裁判に併せて、損害賠償命令申立を行いました。これは、刑事事件を担当した裁判官と同じ裁判官が、民事上の損害賠償についても続けて短い期間で審理をしてくれるというものです。被告人は刑事裁判でも反省の様子を見せず損害賠償についても抵抗してきましたが、結果的に観念したのか800万円を支払うという内容での和解が成立し、現実に支払いがなされました。

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磯田 直也 弁護士からのコメント

事件から時間の経っている事件はどうしても捜査や法的な対応が困難な場合が少なくありません。もっとも、具体的な状況によっては本件のように警察を動かし刑事処分を課すとともに損害賠償請求ができる場合もございます。損害賠償命令制度については必ずしも利用件数が多くなく経験のある弁護士も少ないと思われます。お困りの際は、特殊な手続きや状況にも精通した当事務所に一度ご遠慮なくご相談ください。