犯罪・刑事事件の解決事例
#騒音・振動

【騒音・振動】~騒音等を理由とする強い苦情に対する対応~

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中村 浩士 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人シティ総合法律事務所
所在地北海道 札幌市中央区

この事例の依頼主

50代 女性

相談前の状況

工場に建物を貸しています。確かに、工場の騒音は一定程度あると思いますが、工場の向かいに住む住人が異常なほどにこの音に敏感で、連日にわたり、工場だけでなく、貸主の私の方にも苦情を言いに押しかけてきます。どのように対応したら良いでしょうか?

解決への流れ

弁護士が介入して、苦情に応じる義務はないことと、ただ、工場には注意指導する旨伝えて工場に指導するも、工場からの騒音も住人からの苦情もやまなかった。そこでやむを得ず、簡易裁判所に紛争の調停の申し立てをし、工場と住人にも代理人が就任して解決策を模索することになり、一定のルールの下に騒音を極力抑制するルールを作り、和解解決に至った。

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中村 浩士 弁護士からのコメント

騒音問題は、騒音を出す側と、それをうるさいと感じる側の温度感の差が激しく、感情的な激しい対立に発展しやすいです。一度騒音が気になってしまうと、受忍限度を超えるデジベルの騒音が発生しているわけではなくとも、ずっとそのことばかり気になってしまい、過敏になってしまうことも原因の一つです。簡易裁判所では、法律を杓子定規的に適用しても解決が難しい、感情のこじれから来る紛争についても、解決のための方法を柔軟に考え、血の通った調整を試みてくれますので、特に最近は、よく利用しています。