犯罪・刑事事件の解決事例
#出会い系詐欺 . #ワンクリック詐欺・架空請求 . #金融・投資詐欺

恋愛詐欺の相手方が弁護士との対面交渉により態度が急変!!

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清水 祐太郎 弁護士が解決
所属事務所グラディアトル法律事務所新潟オフィス
所在地新潟県 新潟市中央区

この事例の依頼主

30代 男性

相談前の状況

出会い系サイトで知り会い、好感を持ったので実際に会うことに。実際会ってみても話が弾み、複数回のデートを重ねて付き合うことになりました。交際してから約1か月後、相手方から「経営している美容院で、水漏れを起こしてしまい、下の階や大家への諸々の支払が必要だけど、まとまったお金がないので貸してほしい。」との相談が。相談者もまとまったお金はなかったものの、恋愛感情があったので、銀行から借りて、その借りた500万を相手方に振り込みました。その際、相手方のことをもちろん信用していたので、借用書(金銭消費貸借契約書)は用意せず口約束のかたちで、また、返済も月々10万円の分割でいいということにしました。しかし、1回だけ返済があったものの、2回目以降から返済がなくなりました。そこで、相談者から催促するも、「家族が病気で入院しているから仕事がままならずお金がない。」との言い分。そうであれば、「退院の見込み、返済が可能になる時期など教えてほしい。」と相談者から伝えると、「こんな大変なときにお金の話を出してくるなんて!!」と逆ギレされる始末。時間を置いて状況がどうなったか何度か尋ねるも回答はなく、ついには相手方と連絡がまったく取れなくなりました。もう自分ではどうすることもできないと思い、相談に来られました。

解決への流れ

早速、内容証明を作成し送付すると、すぐに相手方から連絡が。話を聞いたところ、500万を借りたことは認める。しかし、携帯が壊れてしまい、連絡先も振込先もわからなくなったので、返済したくても返済できなかったというのが言い分でした。一括返済が依頼者の要望であることを伝えると、月々5万円しか返済できないとの回答。さすがにそれでは、依頼者の要望とかけ離れているので、一定程度まとまったお金を用意できないか検討してもらうことに。交渉を踏まえた依頼者の意向としては、一括返済がありがたいが、もし無理であるならば、相手方を信用して取り交わさなかった、返済期限含め貸したことを証明する書面だけは少なくとも締結したいとのこと。着地点として、初回に一定程度の金額を支払い、その後は期限を守って支払うのであれば、残額は分割払いでも交渉で解決することを受け入れるとのことでした。しかし、相手方とはなかなか連絡がとれず。連絡がとれた際も、忙しかったや病気をしていたなどを理由にまだ検討できていないとの回答でした。このままでは埒が明かないと考え、対面で交渉する必要があると判断。相手方が美容院に出ている日を確認した上で、現場に乗り込むことに。実際に行くと、こちらの本気度が伝わったのか、月末までに300万円は支払うとの約束をこぎつけることに成功。結果、月末に300万円の振込があり、その後、残額の返済期限を定めた分割払いの合意書を締結し、無事解決することができました。なお、後日依頼者から、合意書締結以降、相手方から期限を守って分割払いがされて完済となった旨の報告も受けました。

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清水 祐太郎 弁護士からのコメント

電話での交渉が難航している場合、相手方が所在している日時・場所が判明している際には、対面交渉も一つの選択手段といえます。弁護士が直接相手方に会って対面で交渉することで、書面や電話だけでは伝わりきらない本気度が伝わり、今までの態度を翻す可能性が十分にあり得るからです。恋愛詐欺に遭ったかもと思った場合には、遠慮なく当事務所にご相談ください。