この事例の依頼主
70代 女性
相談前の状況
スーパーマーケットで万引きをしてしまい、逮捕されました。その後、勾留されたところで、夫から弁護士に相談がありました。万引きで逮捕されたのはこれで4回目でした。
解決への流れ
相談を受けてから、すぐに警察署で被疑者に接見しました。事件の概要や被疑者の生活状況などを聞き取り(被疑者は地元で個人客相手の自営業を営んでいました)、罪証隠滅のおそれも逃亡のおそれもないと確信し、勾留決定に対する準抗告を申し立てることになりました。被疑者からは誓約書を、夫からは身元引受書を提出していただき、準抗告申立書に添付しました。
準抗告申立後、その日のうちに準抗告が容認され、被疑者は釈放されました。夫が迅速に弁護士に相談し、受任に至ったことが良かったと言えます。また、自営業者で店舗を構えており、勾留されたままだと、店を開けられず、顧客や従業員が困ってしまうことも、考慮する必要がありました。