この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
関東の収益物件のオーナーです。周辺地域の不動産の価格が上昇していることに伴い、賃料増額をしたいと考え、以前に弁護士ドットコム経由で相談をしたことのあった溝口さんに依頼しました。
解決への流れ
私は、弁護士に交渉から任せたいと考えていたのですが、溝口さんから「いきなり弁護士から賃料増額請求をされた借主は驚き、かえって応じてもらいづらくなってしまうかもしれません。法的な根拠を持ちつつ、オーナーさんが直接お願いしてみることも1つの方法として考えられますよ。」と提案いただき、目から鱗でした。いきなり賃料増額を求めたら、借主の方との関係性が悪くなってしまっていたかもしれません。そこで、私は、溝口さんに賃料増額請求の通知書を作成してもらいました。通知書の文章は明快でしたが、柔らかさや丁寧さもあったためか、借主には快く増額を承諾してもらうことができました。揉めてしまった場合には調停や裁判にもなると聞いていたので、すぐに円満にまとまって言うことなしでした。
不動産オーナー側からの賃料増額請求は、相応の根拠があったとしても、借主との交渉が難航してしまう場合が少なくありません。そのため、どのように借主に納得していただくかがとても重要なポイントとなります。不動産鑑定を踏まえた金額設定や借主への説明の仕方について適切なアドバイスをできるよう努めております。