この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
起訴後に来所相談。相談者は示談をして執行猶予判決獲得を要望していたが,事件当時の状況をヒアリングした結果,危険運転致傷罪の故意はなく,過失も認められないと判断し,裁判で争うこととした。
解決への流れ
起訴後は,被告人質問を2回,担当医の証人尋問等を実施するなど,計2回の打合せ期日と,計6回の公判期日を経て,最終的に完全無罪判決を獲得した。
30代 男性
起訴後に来所相談。相談者は示談をして執行猶予判決獲得を要望していたが,事件当時の状況をヒアリングした結果,危険運転致傷罪の故意はなく,過失も認められないと判断し,裁判で争うこととした。
起訴後は,被告人質問を2回,担当医の証人尋問等を実施するなど,計2回の打合せ期日と,計6回の公判期日を経て,最終的に完全無罪判決を獲得した。
同種事案の中ではおそらく初めての無罪判決ではないかと思われる。法律的に大変難しい問題が含まれており,相談者が当初事実を認めていたことに無理もない。しかし,冤罪を生まないためにも,専門家の意見を聞いた上で裁判での方針を決めるべきである。相談者と何度も裁判の打合せをし,最後まで諦めずに無罪主張をした結果,完全無罪判決を獲得できて(冤罪を生まずに),本当に良かったと思う。