犯罪・刑事事件の解決事例
#製造・販売

示談交渉(絶対に譲れないことを押さえた交渉を)

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二瓶 茂 弁護士が解決
所属事務所二瓶法律事務所
所在地東京都 中央区

この事例の依頼主

60代 男性

相談前の状況

営業担当者から、「機材の納品に際して、納品先社員のミスにより機材に損傷を与えてしまい、再度製造の上納品せざるを得なくなった。機材の請負請求額を幾らにするかで納品先と揉めている。」とのご相談がありました。納品先は、「修繕費ベースでしか負担しない。」と主張しているが、修繕は物理的に不可能で、「再度の製造費用を追加して請求することはどうしても譲れない。」というのが当方の見解でした。

解決への流れ

私が弁護士として関わり、当初より「再度の製造費用」での精算を申し入れ、裁判も辞さないとの姿勢で交渉を続けた結果、「再度の製造費用」を納品先が負担するとの内容で示談がまとまりました。

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二瓶 茂 弁護士からのコメント

示談交渉のご相談はよく受けますが、私は必ず「譲れない点」をお聴きすることにしています。絶対に譲れないことを譲ってしまっての示談はあり得ませんし、そうした示談ならしないほうがいいからです。何が譲れないことかを十分に確認した上で、それを死守するための方策を予め練り、その余の譲歩可能な点を踏まえながら、如何にして相手にも受け容れて貰えるようにするか常に工夫しながら交渉してくことが大切です。