この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
業務で運転中に人をはねてしまうがはねてしまったことに気付かずにそのまま走行。しばらくして異変に気付き現場付近に戻ったところで警察に現行犯逮捕される。逮捕後、10日間の勾留決定が出され国選弁護人を選任するが、刑事事件に詳しい弁護士に依頼したいというご要望があり相談を受け、私選弁護人として選任される。
解決への流れ
直ちに警察署に急行し本人と接見をし事故の状況の説明を受ける。同時に勤務先の協力を得て車載カメラの映像を分析。その結果、事故が不可抗力であったこと、自動車の形状(大型トラック)や事故態様から人を轢いたことに気付かなかった可能性も高く、過失は認められないと判断し、その旨、検察官に主張をし早期釈放、不起訴処分を求める。その結果、20日間の勾留満期数日前に不起訴処分、釈放される。
死亡事故であり難しい案件でしたが、客観的状況から過失がないことが明らかになったことから不起訴処分で終わることができました。