この事例の依頼主
男性
相談前の状況
高校に通う男子生徒が、友人女子に性的画像を撮影させ、またそれをLINEで送信させました。この画像は周辺生徒にも頒布され、この一件が明るみになった男子生徒は、学校も退学処分を検討しておりました。ご両親からのご相談を受け、ご依頼を受けることになりました。
解決への流れ
私が初めて少年と会った際、既に本人は非常に反省しており、軽はずみで相手の人権を踏みにじる自身の行動を、深い後悔のもと振り返っていました。被害者女子の両親・学校双方と、何度も面談を重ねました。特に重視した点は、当人の反省を細やかに伝え、二度とこのような事態は起こらないと信じてもらうこと、少年の今後の更生に期待してもらうことです。最終的に被害者の方にも少年の反省等を理解していただき、示談交渉が成立しました。学校にも示談交渉が成立したこと、少年の反省状況、今後二度と同じことが起こらないように少年が気を付けることなどを細かく伝え、結果的に退学を免れました。家庭裁判所からの処分も不処分となり、少年院送致等の処分は免れました。
示談交渉により、本人の退学処分とならず、少年は無事に高校卒業まで学校に通うことができました。少年事件においては、いち早く少年が今回非行に至った理由を察知し、その理由を解消することが重要となります。そして、その「理由」を察知するためには、弁護士の豊富な経験が必須となります。当職は少年事件に力を入れており、豊富な経験を有しておりますので、少年事件でお困りの際は、お気軽にご連絡ください。