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ラーメン二郎「2度と来ないで」投稿が話題…食べきれない「大」注文客、拒否できる?
2017年03月10日 09時43分
#大盛

ラーメン二郎仙台店のツイッターアカウントがこのほど、何度も注意したにもかかわらず「大盛り」を注文して半分以上残した客に対する「批判」を投稿して、物議をかもしている。

投稿によると、店側が、初めて来店した客に対して「大は多いので小で」と何度も注意したが、「大」「全部マシ」と注文が入った。ところが、その客は半分以上も食べ残したうえで、笑いながら「食えるわけねーよ」と言い放ったという。「金払えば何してもいいと言う勘違いした態度」だったそうだ。

同店のツイッターアカウントは「帰り際に人生初の『2度と来ないでくださいね〜♡』が自然と口から出てて驚く」「当店、後からでも足せますので。食べれないのに大盛りの様を見たいだけの方、撮りたいだけの方は御来店頂かなくて結構です」とつづっている。

ラーメン二郎仙台店のツイッターアカウントがこのほど、何度も注意したにもかかわらず「大盛り」を注文して半分以上残した客に対する「批判」を投稿して、物議をかもしている。

投稿によると、店側が、初めて来店した客に対して「大は多いので小で」と何度も注意したが、「大」「全部マシ」と注文が入った。ところが、その客は半分以上も食べ残したうえで、笑いながら「食えるわけねーよ」と言い放ったという。「金払えば何してもいいと言う勘違いした態度」だったそうだ。

同店のツイッターアカウントは「帰り際に人生初の『2度と来ないでくださいね〜♡』が自然と口から出てて驚く」「当店、後からでも足せますので。食べれないのに大盛りの様を見たいだけの方、撮りたいだけの方は御来店頂かなくて結構です」とつづっている。

●ネット上では賛否両論があがっている

ラーメン二郎は、超がつくほどの大盛りのうえ、トッピングで野菜などを追加することができる名物の「ラーメン」を提供している。こってりとした味にファンも多いが、大盛りの写真をSNSに投稿する目的で来店する客も少なくないようだ。

今回の投稿に対して、ネット上では「一応お金払ってるんだし失礼だと思う」「お客さまをクソ呼ばわりするのはいかがなものか」といった批判もあれば、「お金を払えば何でもできると勘違いしている客が多い」といった声もあがっている。

はたして、何度も「小で」と注意したにもかかわらず、食べきれない「大」を注文するような客に対して、注文や来店を拒否したりすることは法的にできるのだろうか。西口竜司弁護士に聞いた。

●法律的には「注文」を拒否できるが・・・

「ラーメン二郎は、大好きな店の1つです。それにしても、SNSの利用法は難しいですね」

西口弁護士はこう切り出した。まず、注文を拒否することはできるのか。

「ラーメンを注文するというのは、難しい言葉で説明すると、『飲食物供給契約』といいます。客が注文という『申し込み』をおこなって、店側が『承諾する』ことで、成立します。

したがたって、店側が、客の注文に対して、承諾するかどうか自由ですので、法律的には注文を拒否することができます。

ただし、店としても『大』を注文する客に対して、気持ちよく『大』を提供するほうがいいでしょうね。それがサービス業だと思うのですが・・・」

●常識の範囲内として、来店拒否もできる

それでは、来店を拒否することはできるのか。

「店側も契約をする自由がありますので、余程の事情がないかぎり、来店拒否の自由も認められることになります。

余程の事情とは、民法の『公序良俗違反』になるような場合です。たとえば、明らかに人種差別で入店拒否するようなケースがあてはまります。今回のような場合、常識の範囲内として、来店拒否はできるでしょう。

とはいえ、『お客様は神様』という風潮もありますから、こんなことをしていれば、客は離れていくおそれがあります。店としても、慎重な対応が求められるところです。SNSは気軽につぶやけるだけに、注意をしないと、いくら良いものを提供しても店のイメージが悪化させてしまい、閉店という事態にもなりかねません。

こんな話をしていますと、何だかラーメンが食べたくなってきました。今度、東京に行ったらラーメン二郎に行きたいですね」

(弁護士ドットコムニュース)

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