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「#春から◯◯大学」投稿に要注意! 新入生狙った悪質勧誘や性的画像送りつけの被害も
2022年03月24日 10時15分

毎年3月になると、4月から大学に入学予定の新入生がSNS上で「#春から◯◯大学」というハッシュタグで自己紹介などを投稿しているのを多く見かけます。

入学前に友だちをつくったり、情報共有ができるメリットがある一方で、「つながりたい」という気持ちにつけこんだ悪質な勧誘や詐欺などの被害が懸念されます。

特に今年4月からは、成人年齢が18歳まで引き下げられ、保護者の同意がなくても契約できるようになります。消費者トラブルに巻き込まれる可能性があり、注意が必要です。

「#春から◯◯大学」というハッシュタグで投稿されたアカウントを狙い、実際にはどのような被害がみられるのでしょうか。

上智大学が2021年3月に呼びかけた「新入生に対するソーシャルメディアを利用した不審な告知について」によると、「#春から上智」というハッシュタグを投稿したアカウントに対して、性的画像を送りつけたり、勧誘活動がおこなうなどの事案があったといいます。

また、「#春から上智」のハッシュタグを用いて、上智大生になりすまし、有益な情報を提供するとみせかけて、フィッシングサイトや広告サイトに誘導するケースもみられたそうです。

上智大学は「授業開始までの間、特に新入生の皆さんは個人情報の管理など、十分にご注意ください」と呼びかけ、情報の出どころが信頼できるか見極めるよう求めています。

また、中央大学も2020年3月、公式サイトで「新入生の皆さんへ~学生部からの注意喚起~」と注意を呼びかけています。

実際に、「仲良くなった人から宗教の勧誘を受け、断ると態度が豹変した」「ストーカー被害を受けるようになった」「『絶対に儲かる』と投資に誘われ、借金を背負ってしまった」などの被害があったとのことです。

多くの大学でこうした注意を呼びかけてきましたが、今年も「#春から◯◯大学」というハッシュタグは人気です。4月も目前ということもあり、あらためて注意喚起する大学のアカウントもみられます。

「#春から◯◯大学」というハッシュタグがついていたとしても、SNSでつながった相手に安易に個人情報を明かしたりしないことが重要です。また、情報発信しているアカウントが大学の公認であるかどうかも確認しましょう。万が一、トラブルに巻き込まれたら、大学の窓口に相談するなど、早めに対応することが大事です。

毎年3月になると、4月から大学に入学予定の新入生がSNS上で「#春から◯◯大学」というハッシュタグで自己紹介などを投稿しているのを多く見かけます。

入学前に友だちをつくったり、情報共有ができるメリットがある一方で、「つながりたい」という気持ちにつけこんだ悪質な勧誘や詐欺などの被害が懸念されます。

特に今年4月からは、成人年齢が18歳まで引き下げられ、保護者の同意がなくても契約できるようになります。消費者トラブルに巻き込まれる可能性があり、注意が必要です。

●学生になりすまして悪質サイトへ誘導

「#春から◯◯大学」というハッシュタグで投稿されたアカウントを狙い、実際にはどのような被害がみられるのでしょうか。

上智大学が2021年3月に呼びかけた「新入生に対するソーシャルメディアを利用した不審な告知について」によると、「#春から上智」というハッシュタグを投稿したアカウントに対して、性的画像を送りつけたり、勧誘活動がおこなうなどの事案があったといいます。

また、「#春から上智」のハッシュタグを用いて、上智大生になりすまし、有益な情報を提供するとみせかけて、フィッシングサイトや広告サイトに誘導するケースもみられたそうです。

上智大学は「授業開始までの間、特に新入生の皆さんは個人情報の管理など、十分にご注意ください」と呼びかけ、情報の出どころが信頼できるか見極めるよう求めています。

●絶対に儲かるといわれ、投資して借金…

また、中央大学も2020年3月、公式サイトで「新入生の皆さんへ~学生部からの注意喚起~」と注意を呼びかけています。

実際に、「仲良くなった人から宗教の勧誘を受け、断ると態度が豹変した」「ストーカー被害を受けるようになった」「『絶対に儲かる』と投資に誘われ、借金を背負ってしまった」などの被害があったとのことです。

多くの大学でこうした注意を呼びかけてきましたが、今年も「#春から◯◯大学」というハッシュタグは人気です。4月も目前ということもあり、あらためて注意喚起する大学のアカウントもみられます。

「#春から◯◯大学」というハッシュタグがついていたとしても、SNSでつながった相手に安易に個人情報を明かしたりしないことが重要です。また、情報発信しているアカウントが大学の公認であるかどうかも確認しましょう。万が一、トラブルに巻き込まれたら、大学の窓口に相談するなど、早めに対応することが大事です。

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