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<大崎事件>検察の即時抗告に日弁連が批判「いたずらに審理を長引かせるだけだ」
2017年07月04日 18時14分

いわゆる「大崎事件」で殺人などの罪に問われて服役した原口アヤ子さん(90)の再審開始を認めた鹿児島地裁の決定を不服として、鹿児島地検が即時抗告したことを受けて、日本弁護士連合会の中本和洋会長は7月4日、「誠に遺憾である」とする会長声明を発表した。

中本会長は声明で、「審理の開始自体に異を唱える即時抗告は、いたずらに審理を長引かせるだけである。原口アヤ子氏は、現在90歳の高齢となっており、再審無罪判決による権利救済には、もはや一刻の猶予も許されない」「一日も早く再審開始決定を確定させ、再審公判において迅速に審理の上、無罪判決が言い渡されるよう求める」としている。

今から約38年前の1979年、鹿児島県大崎町で男性の死体が牛小屋のたい肥の中から見つかった大崎事件。原田さんはこの事件で、殺人と死体遺棄で懲役10年の有罪判決を受けて、服役した。しかし、原田さんは当初から一貫して「えん罪」を訴えており、鹿児島地裁は6月28日、再審開始を認める決定を下していた。

(弁護士ドットコムニュース)

いわゆる「大崎事件」で殺人などの罪に問われて服役した原口アヤ子さん(90)の再審開始を認めた鹿児島地裁の決定を不服として、鹿児島地検が即時抗告したことを受けて、日本弁護士連合会の中本和洋会長は7月4日、「誠に遺憾である」とする会長声明を発表した。

中本会長は声明で、「審理の開始自体に異を唱える即時抗告は、いたずらに審理を長引かせるだけである。原口アヤ子氏は、現在90歳の高齢となっており、再審無罪判決による権利救済には、もはや一刻の猶予も許されない」「一日も早く再審開始決定を確定させ、再審公判において迅速に審理の上、無罪判決が言い渡されるよう求める」としている。

今から約38年前の1979年、鹿児島県大崎町で男性の死体が牛小屋のたい肥の中から見つかった大崎事件。原田さんはこの事件で、殺人と死体遺棄で懲役10年の有罪判決を受けて、服役した。しかし、原田さんは当初から一貫して「えん罪」を訴えており、鹿児島地裁は6月28日、再審開始を認める決定を下していた。

(弁護士ドットコムニュース)

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