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ピクシブ社、トランスジェンダー社員へのハラスメント認め謝罪 「極めて重く受け止めている」
2022年05月30日 17時44分

イラストコミュニケーションサービス「pixiv」を運営するピクシブ社に勤めるトランスジェンダーの社員(30代)が、男性上司からセクハラを受けたとして、男性上司および同社に対して慰謝料約555万円を求めて東京地方裁判所に提訴したことを受け、同社は5月30日、HPで「弊社におけるハラスメントに関する報道について」と題したお知らせを発表した。

「一連の報道にありました、弊社従業員によるハラスメント行為があったこと、およびハラスメントを行った当該従業員を懲戒処分したことについては事実となります」とハラスメント行為を認めた上で、謝罪した。

イラストコミュニケーションサービス「pixiv」を運営するピクシブ社に勤めるトランスジェンダーの社員(30代)が、男性上司からセクハラを受けたとして、男性上司および同社に対して慰謝料約555万円を求めて東京地方裁判所に提訴したことを受け、同社は5月30日、HPで「弊社におけるハラスメントに関する報道について」と題したお知らせを発表した。

「一連の報道にありました、弊社従業員によるハラスメント行為があったこと、およびハラスメントを行った当該従業員を懲戒処分したことについては事実となります」とハラスメント行為を認めた上で、謝罪した。

●「会社として極めて重く受け止めております」

提訴に関する報道について、「ご心配とご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません」と謝罪した上で、「ハラスメント行為については、性別・性自認・性的指向等に関わらず、万人に対して許されない行為であると認識しております。このような事態を引き起こしてしまったことを会社として極めて重く受け止めております」と述べた。

被害者からの申告を受け、2019年にハラスメント加害者に対し、降格・減給の処分と被害者への接近禁止などを命じているという。

ハラスメント防止対策については「外部の専門家を招いた全社員参加必須のハラスメントに関する研修の実施、管理職に対しての別途追加での研修の実施、外部専門家を交えたハラスメント相談窓口の整備などを定期的に行っております」とし、改めてハラスメント防止に関する方針について検討をおこない、発表するとしている。

訴訟については「(訴状が)届き次第、訴状記載の事実関係を確認し、真摯に対応してまいります」としている。

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