13868.jpg
「早く代表に戻りたい」 サッカー伊東純也選手「書類送検」で弁護団が会見「女性側が虚偽告訴罪で送検されたのは大きい」
2024年07月02日 18時25分
#虚偽告訴 #伊東純也 #書類送検 #不起訴

女性2人にわいせつな行為をしたなどとして、刑事告訴されたサッカー・フランス1部リーグのスタッド・ランス所属の伊東純也選手について、大阪府警本部は7月2日、準強制性交などの容疑で大阪地検に書類送検した。府警は、女性2人も虚偽告訴の容疑で書類送検した。

伊東選手側が7月2日、都内で記者会見を開いて明らかにした。代理人をつとめる加藤博太郎弁護士によると、伊東選手は「早く捜査を終結して代表に戻りたい」などと話しているという。

伊東選手側は、女性らに約2億円の損害賠償を求める民事裁判も進めている。

加藤弁護士は、女性側が裁判を非公開にしようとしていると明らかにしたうえで「一般的な女性の性被害事件で裁判を非公開にすることは理解できる。この事件は女性が週刊誌に話して公開の場に持ち出した。それを非公開にするのは話が通らない。伊東選手側は非公開に反対の意見を出している」と述べた。

女性2人にわいせつな行為をしたなどとして、刑事告訴されたサッカー・フランス1部リーグのスタッド・ランス所属の伊東純也選手について、大阪府警本部は7月2日、準強制性交などの容疑で大阪地検に書類送検した。府警は、女性2人も虚偽告訴の容疑で書類送検した。

伊東選手側が7月2日、都内で記者会見を開いて明らかにした。代理人をつとめる加藤博太郎弁護士によると、伊東選手は「早く捜査を終結して代表に戻りたい」などと話しているという。

伊東選手側は、女性らに約2億円の損害賠償を求める民事裁判も進めている。

加藤弁護士は、女性側が裁判を非公開にしようとしていると明らかにしたうえで「一般的な女性の性被害事件で裁判を非公開にすることは理解できる。この事件は女性が週刊誌に話して公開の場に持ち出した。それを非公開にするのは話が通らない。伊東選手側は非公開に反対の意見を出している」と述べた。

●伊東選手側「女性とは示談を一切していない」

今回の書類送検をめぐっては、伊東選手側、女性側のいずれにも大阪府警が「起訴を求めない意見をつけたとみられる」という報道もされている。

加藤弁護士は「伊東選手の不起訴の公算が強いという報道もあるが、私たちは女性側と示談を一切していない」「女性側が虚偽告訴罪で送検されたのは大きなところだと思います。そこを強調させていただきたい」と述べた。

仮に伊東選手が不起訴になった場合でも「アジアカップ離脱という重大な結果が生じてしまった。女性側の告訴によって重大な損害が伊東選手、日本サッカー界に生じている」との考えに変わりはない。

加藤弁護士はまた「送検されたから事実があったと思われる方もいられるが、刑事訴訟法において告訴受理した場合は必ず検察官に送検されます。告訴が受理された以上、送検はむしろ当然おこなわれるものです」と強調した。

伊東選手側が不起訴となった場合には再び会見するという。

●これまでの経緯

伊東選手をめぐっては、女性2人が今年1月、2023年6月に大阪のホテルで伊東選手ら2人から酔って抵抗できない状態にされたうえ性行為を強要されたとして、準強制性交などの容疑で刑事告訴していた。

これを「事実無根だ」として、伊東選手側は今年2月、虚偽告訴罪で刑事告訴した。さらに、虚偽告訴によってスポンサー契約を打ち切られたなどとして、女性2人に計約2億円の損害賠償を求める民事訴訟も大阪地裁に起こした(その後、東京地裁に移送)。

この問題は『週刊新潮』が報じたもので、伊東選手は報道後の2月、アジアカップの日本代表から離れた。

新着記事
一般的なニュースのサムネイル

同性婚訴訟、東京高裁が「合憲」判断 全国で唯一判断割れる結果に…弁護団「きわめて不当な判決だ」

性的マイノリティの当事者が、同性同士が結婚できないのは憲法に反するとして、国を訴えた裁判(東京2次訴訟)の控訴審で、東京高裁(東亜由美裁判長)は11月28日、現行法の規定を「合憲」と判断した。

一般的なニュースのサムネイル

最高裁で史上初の「ウェブ弁論」、利用したのは沖縄の弁護士「不利益にならない運用を」

裁判の口頭弁論をオンラインで実施する「ウェブ弁論」が今月、初めて最高裁でおこなわれた。

一般的なニュースのサムネイル

夫の「SM嗜好」に苦しむ妻、望まぬ行為は犯罪になる?離婚が認められる条件は?

パートナーの理解を超えた「性的嗜好」は、離婚の正当な理由になるのでしょうか。弁護士ドットコムには、そんな切実な相談が寄せられています。

一般的なニュースのサムネイル

国分太一さん「答え合わせしたい」日テレの拒否は「適正手続」の観点から問題?

コンプライアンスの問題を理由に番組を降板し、活動を休止していた元TOKIOの国分太一さんが、11月26日に東京霞が関で記者会見を開きました。

一般的なニュースのサムネイル

国分太一さん「録音の削除求められた」消さないと違法だったの?弁護士が解説

解散したアイドルグループ「TOKIO」の国分太一さんが11月26日、東京都内で記者会見を開き、日本テレビ側から番組降板を告げられた際、会話を録音しようとしたところ、同席した弁護士からデータの削除を求められたと明らかにした。一般論として、法的に録音の削除に応じないといけないのだろうか。

一般的なニュースのサムネイル

「サケ漁はアイヌ文化の主要な部分」日弁連、アイヌ施策推進法の改正求める意見書

日本弁護士連合会(日弁連)は11月20日、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」(アイヌ施策推進法)の5年見直しに際し、アイヌ集団の権利保障やサケ漁の権利の法整備などを求める意見書を公表した。同法附則第9条の見直し規定に基づき、文部科学大臣や農林水産大臣など関係機関に提出した。

もっと見る