弁護士の存在を身近に感じてもらおうと、各地の弁護士会が3月4日（土）を中心に、商業施設やイベント会場などで無料の法律相談会を実施する。

各地の予定は日弁連ウェブサイト（https://www.nichibenren.or.jp/event/year/2023/230304.html）に掲載されている。地域によっては開催日が違ったり、事前予約が必要だったりする場合もある。

●立ち話のような気軽さで相談

各弁護士会の予約窓口につながる統一ナビダイヤル「ひまわりお悩み110番」やネット予約ができる「ひまわり相談ネット」の広報のため、毎年この時期に開催されているもの。

「予約制の法律相談と違って、買い物などのついでに足を止めて、立ち話のような感じで相談してくださるかたが多いですね」

こう説明するのは、上椙裕章弁護士（日弁連公設事務所・法律相談センター委員長）。敷居の低さが特徴だという。

「たとえば、相続の相談は多いですね。自分が死んだ後の話や、土地をどうするかとか。今すごく困っていますという方だけでなく、深刻になる前のちょっと悩んでいる、気になっているという方に、気軽に話しかけていただいているからだと思います」

会場では「弁護士」の字を家族に見立ててデザインしたトートバッグも配布するという。