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自殺者増加に「#いのちSOS」緊急プロジェクト始まる 電話相談立ち上げ、相談員育成
2021年02月04日 16時01分

2020年の自殺者が11年ぶりに増加し早急な対策が求められる中、NPO法人「自殺対策支援センターライフリンク」は「#いのちSOS」緊急プロジェクトを始める。

自殺が増える傾向にある3月を前に、2月6日から新たな電話相談を立ち上げ、同時に専門相談員の採用や育成も進める。

2020年下半期の自殺者は前年比17.2%(速報値)と大幅に増加しており、自殺防止の電話相談回線はパンク状態になっている。

2月4日に記者会見した「ライフリンク」代表の清水康之さんは、「電話相談が繋がらないのが当たり前になっていた部分がある。この状況を決してこのまま放置しておくわけにはいかない」と危機感をにじませた。

2020年の自殺者が11年ぶりに増加し早急な対策が求められる中、NPO法人「自殺対策支援センターライフリンク」は「#いのちSOS」緊急プロジェクトを始める。

自殺が増える傾向にある3月を前に、2月6日から新たな電話相談を立ち上げ、同時に専門相談員の採用や育成も進める。

2020年下半期の自殺者は前年比17.2%(速報値)と大幅に増加しており、自殺防止の電話相談回線はパンク状態になっている。

2月4日に記者会見した「ライフリンク」代表の清水康之さんは、「電話相談が繋がらないのが当たり前になっていた部分がある。この状況を決してこのまま放置しておくわけにはいかない」と危機感をにじませた。

●1日平均40人が電話つながらず、その後も連絡なし

ライフリンクが関わる自殺防止の電話相談に初めて電話をかけてくる人は、1日平均100人以上にのぼる。しかし、そのうち1日平均40人ほどが、混雑のために1回も電話がつながらず、その後2度と電話をかけてこないという。

2020年の自殺者は、1日平均57人。清水さんは「57人の中には電話をかけたけど、つながらなかったがゆえに、亡くなった人もいるのではないか」と話し、初回相談者の電話を優先的に取れるような仕組みを導入するとした。

電話相談は全国11団体約70人の相談員ではじめ、春には24時間体制での対応を目指す。

また、多くの相談に応えるため、専門相談員の採用、育成を始める。サイト上で、電話相談員、SNS相談員、コーディネーター、スーパーバイザー、事務局メンバーの5職種を募集する。

清水さんは「『力になれることはないか』という声が日々寄せられている。人の力を結集させることができる受け皿になっていきたい」と呼びかけた。

●電話相談先は

「#いのちSOS」電話相談は、2月6日から毎日12時から22時まで。電話番号は<0120-061-338>。

専門相談員の1次募集は2月15日まで。詳細は相談員求人サイト<https://recruit.lifelink.or.jp/

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