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「QB HOUSE」本社が調査結果発表 一部従業員に雇用契約書の未締結、記載不備あり
2022年04月07日 14時12分

ヘアカット専門店「QB HOUSE」を運営するキュービーネットホールディングス(東京都渋谷区)は4月5日、子会社のキュービーネット株式会社が締結する業務委託契約先の雇用契約に関する実態調査の結果を発表した。

「QB HOUSE」をめぐっては、従業員が本社に対し未払い残業代の支払いを求めて団体交渉を申し入れている。同社が業務委託しているエリアマネジャーの店で雇用された従業員は、「QB HOUSE」の求人募集に応募したものの雇用契約書も労働条件通知書もなく、「雇用関係は本社にある」などと主張している。

調査の結果、雇用契約書の未締結、記載不備が一部あったほか、一部で雇用主が明記されていない「スタッフ採用書」の併用や給与明細書に業務委託者の名前ではなく「QBハウス」という名称を記載していたことが明らかになった。

ヘアカット専門店「QB HOUSE」を運営するキュービーネットホールディングス(東京都渋谷区)は4月5日、子会社のキュービーネット株式会社が締結する業務委託契約先の雇用契約に関する実態調査の結果を発表した。

「QB HOUSE」をめぐっては、従業員が本社に対し未払い残業代の支払いを求めて団体交渉を申し入れている。同社が業務委託しているエリアマネジャーの店で雇用された従業員は、「QB HOUSE」の求人募集に応募したものの雇用契約書も労働条件通知書もなく、「雇用関係は本社にある」などと主張している。

調査の結果、雇用契約書の未締結、記載不備が一部あったほか、一部で雇用主が明記されていない「スタッフ採用書」の併用や給与明細書に業務委託者の名前ではなく「QBハウス」という名称を記載していたことが明らかになった。

●「業務委託者が雇用主であるとの説明を受けた」は37%

キュービーネットホールディングスの発表によると、グループとして590店舗を運営(2022年3月31日時点)しており、そのうち直営店が433店舗(73.4%)、業務委託者が雇用する従業員で運営する店舗が151店舗(25.6%)、フランチャイズ契約に基づきフランチャイジーが運営する店舗は6店舗(1%)となっている。

調査は3月23日〜4月4日に9人の業務委託者が雇用する従業員570人を対象に実施し、423人から回答を得た。

その結果、採用や面接時に「業務委託者が雇用主であるとの説明を受けた」と答えたのは156人(36.9%)にとどまり、次に「覚えていない」が151人(35.7%)、「説明を受けていない」が101人(23.9%)と続いた。

雇用契約書の締結状況については、「締結している」と答えたのが209人(49.4%)と最も多く、「わからない・覚えていない」が114人(27%)、未回答が75人(17.7%)、「締結していない」が25人(5.9%)だった。

また、業務委託者に従業員との間の雇用契約書を提出してもらったところ、従業員570人のうち8割を超える464人との間では雇用主の明記や従業員の署名捺印のある雇用契約書が締結されていたが、それ以外の106人(18.6%)は未締結や記載不備だった。

調査結果を受け、同社は業務受託者と協議のうえ、雇用契約書の未締結や記載不備があった従業員については速やかに締結し、従業員が有給休暇を取得しやすく健康診断を受診できる環境を速やかに整備するとしている。

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