4001.jpg
性被害について検索、アダルトサイトを上位表示させないで 信頼性の向上求め署名活動
2021年04月30日 14時48分

インターネットで性に関するキーワードを検索したとき、アダルトサイトなどが上位にくる現状を変えようとする活動「#SEOセックスプロジェクト」がこのほど、署名サイト「change.org」などで始まった。公的機関など、信頼できるサイトが上位に来るように求める。

6月23〜29日の男女共同参画週間までに3万筆を目指し、厚労省や文科省のほか、グーグル、ヤフーなど検索エンジンを運用する企業にも提出する。

性暴力の被害者が「痴漢」や「レイプ」などの言葉を検索したとき、アダルトサイトや加害者向けの情報、被害を伝えるニュース記事などが上位を占めていると、支援につながるのが遅れたり、より傷ついたりする可能性がある。

当事者が性暴力と認識できない場合もあり、「触られた」「道で襲われた」などの内容で検索されることも考えられるという。

また、子どもが初めて性に触れる場所が、アダルトサイトになっている現状があり、信頼できる情報につながってほしいともしている。

たとえば、日本でもグーグルやヤフーで「死にたい」と検索すれば、厚労省の「こころの健康相談統一ダイヤル」がトップに表示されるようになっており、同様の仕組みが考えられるという。

4月30日の会見で、プロジェクトメンバーのひとり伊東勇気さんは、性行為の知識について、ヤフー知恵袋のベストアンサーを参考にしていた友人がいたという経験談を紹介。

「フィルターすれば良い、家庭教育でやれば良いという意見もあるが、それでは情報格差を生んでしまう」

などと話した。

インターネットで性に関するキーワードを検索したとき、アダルトサイトなどが上位にくる現状を変えようとする活動「#SEOセックスプロジェクト」がこのほど、署名サイト「change.org」などで始まった。公的機関など、信頼できるサイトが上位に来るように求める。

6月23〜29日の男女共同参画週間までに3万筆を目指し、厚労省や文科省のほか、グーグル、ヤフーなど検索エンジンを運用する企業にも提出する。

性暴力の被害者が「痴漢」や「レイプ」などの言葉を検索したとき、アダルトサイトや加害者向けの情報、被害を伝えるニュース記事などが上位を占めていると、支援につながるのが遅れたり、より傷ついたりする可能性がある。

当事者が性暴力と認識できない場合もあり、「触られた」「道で襲われた」などの内容で検索されることも考えられるという。

また、子どもが初めて性に触れる場所が、アダルトサイトになっている現状があり、信頼できる情報につながってほしいともしている。

たとえば、日本でもグーグルやヤフーで「死にたい」と検索すれば、厚労省の「こころの健康相談統一ダイヤル」がトップに表示されるようになっており、同様の仕組みが考えられるという。

4月30日の会見で、プロジェクトメンバーのひとり伊東勇気さんは、性行為の知識について、ヤフー知恵袋のベストアンサーを参考にしていた友人がいたという経験談を紹介。

「フィルターすれば良い、家庭教育でやれば良いという意見もあるが、それでは情報格差を生んでしまう」

などと話した。

新着記事
一般的なニュースのサムネイル

同性婚訴訟、東京高裁が「合憲」判断 全国で唯一判断割れる結果に…弁護団「きわめて不当な判決だ」

性的マイノリティの当事者が、同性同士が結婚できないのは憲法に反するとして、国を訴えた裁判(東京2次訴訟)の控訴審で、東京高裁(東亜由美裁判長)は11月28日、現行法の規定を「合憲」と判断した。

一般的なニュースのサムネイル

最高裁で史上初の「ウェブ弁論」、利用したのは沖縄の弁護士「不利益にならない運用を」

裁判の口頭弁論をオンラインで実施する「ウェブ弁論」が今月、初めて最高裁でおこなわれた。

一般的なニュースのサムネイル

夫の「SM嗜好」に苦しむ妻、望まぬ行為は犯罪になる?離婚が認められる条件は?

パートナーの理解を超えた「性的嗜好」は、離婚の正当な理由になるのでしょうか。弁護士ドットコムには、そんな切実な相談が寄せられています。

一般的なニュースのサムネイル

国分太一さん「答え合わせしたい」日テレの拒否は「適正手続」の観点から問題?

コンプライアンスの問題を理由に番組を降板し、活動を休止していた元TOKIOの国分太一さんが、11月26日に東京霞が関で記者会見を開きました。

一般的なニュースのサムネイル

国分太一さん「録音の削除求められた」消さないと違法だったの?弁護士が解説

解散したアイドルグループ「TOKIO」の国分太一さんが11月26日、東京都内で記者会見を開き、日本テレビ側から番組降板を告げられた際、会話を録音しようとしたところ、同席した弁護士からデータの削除を求められたと明らかにした。一般論として、法的に録音の削除に応じないといけないのだろうか。

一般的なニュースのサムネイル

「サケ漁はアイヌ文化の主要な部分」日弁連、アイヌ施策推進法の改正求める意見書

日本弁護士連合会(日弁連)は11月20日、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」(アイヌ施策推進法)の5年見直しに際し、アイヌ集団の権利保障やサケ漁の権利の法整備などを求める意見書を公表した。同法附則第9条の見直し規定に基づき、文部科学大臣や農林水産大臣など関係機関に提出した。

もっと見る